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紹介

フィルタは、対象とする設計オブジェクトを識別します。基準に適合する 属性とプロパティを指定して、フィルタを定義します。

Analyzer フィルタの例

  • キーワード定義での @dblookup の使用(潜在的なパフォーマンス上の問題)
  • ヘルプテキストのない編集可能なテキストフィールド(社内基準違反)
  • 「_1」で終わっている非計算結果フィールド(一般的なコードエラー)
  • 特定設計要素の有無([ データベースの使い方 ]、[ データベースについて ]、ま たは特定のフォームなど)
  • 特定のフィールドプロパティの使用(4 桁で年を表示しない [ 日付/時刻 ] フィールドなど)

監査機能は、分析結果をスキャンしてフィルタ基準に適合する設計オブ ジェクトを検索し、適合するオブジェクトを監査結果データベースに記録 します

ほとんどのソフト開発会社では、独自の社内基準や手順が設定されていま す。このような場合は、独自のフィルタを追加して、使用している用語や 基準と一致するように重大度を変更し、通常使用している用語でフィルタ を分類する必要があります。監査機能では、会社のニーズに合わせて、簡 単にフィルタや属性のカスタマイズが実行できます。

フィルタおよび属性(クラスや重大度)の定義は、Analyzer フィルタデー タベースにあります。このリリースで提供されている Analyzer フィルタ データベースは deanfltr.ntf です(Edition 24 以前では deanfltr.nsf)。このた め、現在システムにあるフィルタデータベースは、インストールデータベー スにより上書きされません。過去にデータベースに加えた変更内容やカス タマイズ内容が失われるわけでもありません。ただし、このリリースに含 まれているバグ修正を組み込む場合は、新しいフィルタデータベースを作 成する必要があります。

フィルタデータベースをアップグレードするには

  1. 現在のAnalyzerフィルタデータベース(deanfltr.nsf)のコピーを作成します。
  2. 新しいデータベース([ファイル]>[データベース]>[作成])を作成し、ファ イル名 deanfltr.nsf で保存します。
  3. テンプレートボックスからAnalyzerフィルタテンプレートを選択します。
  4. 既存の Analyzer フィルタテンプレートを上書きするかどうかの確認画面が表 示されたら、[ はい ] を選択します(コピーをすでに作成済みなので、上書きし ても問題ありません)。
  5. すべてのカスタムフィルタを、過去のデータベースからこの新しいデータベー スにコピーします。

クラス属性は、同じタイプのフィルタをグループ化します。たとえば、新 しいノーツリリースにアップグレードする際に問題を引き起こす可能性の ある設計テクニックを識別するフィルタは、リリース「A」からリリース 「B」へのアップグレード問題と分類することができます。そこで、リリー ス A から B へのアップグレード、または単にアップグレードというクラス を作成し、このカテゴリに当てはまるフィルタは、定義の際にアップグレー ドクラスに割り当てます。実行時に、監査機能で使用するフィルタのクラ スを指定します。

重大度属性は、監査結果データベースに保存される文書に優先順位を付け ます。これにより、選択した項目を効率的に見直して処理できます。