HTML ビューとフィールドの表示
Teamstudio Exportはアーカイブから静的なHTMLサイトを生成することを可能にしています。デフォルトでは、HTMLサイトはオリジナルアプリケーションの全ての非表示でないビューとエクスポートされた文書にある全てのフィールドを表示します。いくつかのNotesアプリケーションには、アプリケーション ロジックで使用される多数のビューとフィールドが含まれています。時折これらのビューおよびフィールドは、エンドユーザーに有用な情報を提供せず、さらには関連情報を見つけることを妨げてしまいます。
Teamstudio ExportはエクスポートされたHTMLサイトに対して以下の設定をサポートしています:
- どのビューが表示されるかを制御する
- どのフィールドが表示されているか、表示の順番などを制御し、オプションでフィールドラベルを設定する
Note
HTMLサイトの設定は、サイトのHTMLフォルダ(.tseフォルダ)のatconfig/config.js内にあります。ビューとフィールドを表示させるためのドキュメンテーションとサンプルは、サイトの作成時に生成されるデフォルトのconfig.jsにあります。
設定ファイル
設定ファイル(config.js)は本質的には、多くの最新のWeb技術で使用されているプロパティファイルと似た形式でJavaScript/JSONによる設定ファイルになります。Webサーバーを使用せずにHTMLサイトを自前でブラウズができるようにするために、設定プロパティを表すJavaScriptオブジェクトは、config.jsが読み込まれる時に呼ばれる関数(“tmsData”)を通すことでアプリケーションに登録されます。デフォルトのconfig,jsファイルには、この関数について記述した説明とコメントを外して利用できるコードの設定例が含まれています。
JavaScriptに関する構文とJSONの基本的な理解はこのファイルを編集する際に役立ちます。
Config.jsファイルの変更を有効にするには、Webアプリケーションをブラウザに再ロードする必要があります。
ビューのフィルタリング
この設定は、どのビューを表示するかを制御することができます:
- 明示的に表示するビューの指定
- 使用可能なビュー名の配列を受け取り、表示するビューの配列を返すJavaScript関数の提供
- ()で始まるビューのデフォルトの非表示を無効化
Note
「(」で始まるビューのフィルタリングは、エクスポート2.0以降の標準機能です。
A simple config.js filtering views
window.tmsData('config.js', {
views: { filter: [ 'all', 'by date', 'by author'] }
});
ビューのフィルタリングの詳細な例については、標準のconfig.jsファイルを参照してください。
フィールドのフィルタリング
この設定では、特定のフォームに対してどのフィールドを表示するか制御することができます:
- 明示的に順番通りに表示するフィールドの指定
- フィールドに表示するラベルと共に、表示するフィールドを明示的に一覧表示する
- フィールド名の配列を受け取り、上記のいずれかの形式で表示するフィールドの配列を返すJavaScript関数の提供
A simple config.js filtering fields
window.tmsData('config.js', {
forms:
{
'Main Topic':
{
'fields': [
{name: 'Created', label: 'Date of publication'},
{name: 'Subject', label: 'Topic'}
]
}
}
});
フィールドのフィルタリングの詳細な例については、標準のconfig.jsファイルを参照してください。
UIでのフィルタリングの一時的な無効化
ビューとフィールドのフィルターの開発を支援するために、ビューのメインリストと文書上の両方のフィルターにおいて、メインのエクスポートヘッダーバーでShiftキーを押しながらダブルクリックすると、オン/オフのトグル設定が可能です。この機能はconfig.jsの保存やアプリケーションを再ロードせずに、フィルターを変更するときに使用できる全てのフィールドの一覧をリスト表示させるのに役立ちます。