コンテンツにスキップ

リリースノート

Edition 33は、Teamstudio Notesツールの機能リリースです。このリリースでは、数多くのバグが修正されたほか、デプロイ用のテンプレートの準備を支援する機能含む Teamstudio CIAO!に大幅な機能強化が行われているほか、レポート作成や設定でツールが使用するすべてのデータベーステンプレート(NTF)が一新されています。この文書では、これらの機能強化について、具体的な修正の一覧と共に説明します。

CIAO! プロモーション機能

Teamstudio CIAO! には繰り返し行うアプリケーションのビルドを正確に実施できるよう支援する新機能を提供しています。

CIAO! はこれまで CIAO! 設定データベースでプロモーション機能を提供してきましたが、この機能は CIAO! で監視するテンプレートのデプロイ先のサーバーや場所を定義するプロモーションパスを作成するまでに留まっていました。指定する場所にテンプレートのコピーを作成するプロモーションとデプロイに先立ってテンプレートのバージョンを作成する任意のビルドステップのみを提供していました。

Edition 33 ではテンプレートのデプロイをより簡単に、繰り返し実行でき、かつ一貫性のある、そして人が解読しやすい方法を用いて新たなビルドステップをいくつか加えました – しかもすべてクリックひとつで行えます。他のソフトウェアデプロイ用のビルドシステムと同様、この新機能を使用すればマニュアルのプロセスやチェックリストを確認しながらの作業をすることなしに、テンプレートの新しいバージョンを正確にリリースのために準備できるようなっています。

新しいビルドステップの主な内容は:

  • 設計テンプレート名やタイトルのようなテンプレートのプロパティを設定
  • テンプレートの ACL を定義
  • 要素レベルでの設計引継ぎ設定をクリアしたり設計更新の禁止オプションのような設計要素プロパティの変更
  • すべての LotusScript のコンパイル
  • 特定の ID でテンプレートに署名
  • 新テンプレートからターゲットとなるアプリケーションに設計の更新

利用可能な機能の詳細の説明は ビルドステップ のページでご確認ください。プロモーションに関する詳細情報は プロモーションパスも構築 をご参照ください。

この新しいビルドステップは Teamstudio Build Manager で提供されている機能のサブセットです。Teamstudio Build Manager は複雑なビルドを管理でき、職掌分離を支援する別の Notes ID でプロモーションができたり、リリース管理/デプロイ追跡機能、承認ワークフローなど多くの機能を提供しています。CIAO! と Build Manager の機能の比較は 製品比較- CIAO! と Build Manager を参照してください。

CIAO! 設定データベースのアップグレード

今回一新された Edition 33 CIAO! 設定データベースは既存のプロモーションパスでも動作するように設計されています。しかしながら製品に新しい機能を追加したため若干のアップグレードのプロセスが必要になります。

以前のバージョンの CIAO! 設定データベースではプロモーションパス文書で指定するターゲットのサーバーには自由に入力することができ、妥当性のチェックもありませんでした。今回のバージョンからプロモーションと設計更新のアクション用に格納サーバーの使用が必要となります。格納サーバーは設定データベースの UI からリソースタブの下にあります。格納サーバーの定義は[[Admin]]ロールをもつユーザーのみ作成可能で、ターゲットサーバーへ誰にデータベースのプロモーションを許可するかの設定や他のサーバー上にあるターゲットに対する設計更新を定義する設定を行うことができます。さらなる詳細は 格納サーバー をご参照ください。

このアップグレードを支援するため、CIAO! 設定データベースに アクション > 管理 > 格納サーバーの評価 のエージェントを提供しています。このエージェントでプロモーションパスと設計更新のステップをスキャンするウィザードを起動でき、足りないサーバーや無効になっている格納サーバー定義の名前を表示します。選択したサーバー名は自動的に格納サーバー文書を作成できるようになっています。

以前の CIAO! テンプレートからのアップグレードには:

  • この新しい CIAO! 設定と CIAO! ログのそれぞれのテンプレートに適切な Notes ID で署名します
  • すべての CIAO! 設定データベースと CIAO! ログデータベースの設計を上記のテンプレートを使って設計更新します
  • 必要に応じて 格納サーバーの評価 アクションを実行してサーバー定義を作成します(以前のバージョンでプロモーションパスを使用していた場合のみ)

格納サーバーの評価 アクションに関する詳細情報は 格納サーバー を参照してください。

テンプレートの更新

この Teamstudio Notes ツールは設定やレポートに Notes アプリケーションテンプレートの使用しています。すべてのテンプレートは設定やレポート用に Edition 33 で一新されています。これには UI ルックの変更やアイコンの変更も含まれています。いくつかのテンプレートにはユーザビリティ改善のための修正も含んでいます。詳細は以下の 不具合修正リスト をご参照ください。

不具合修正リスト

33.0.4

[TMS-1437] - インストーラーと Java プラグインに対する期限切れの認証を更新しました

33.0.3

[TMS-1286] - Notes アプリケーションが移動された場合、CIAO 変更レポートですべての変更のリスト出力が失敗する問題を修正しました
[TMS-1302] - クリーンインストールされた Notes 11 上で、インストーラーが Notes プログラムのロケーションを検知しない問題を修正しました
[TMS-1306] - Notes が新しいロケーションに移動したりアップグレードされた場合、ツールのインストーラーでアンインストールできない問題を修正しました
[TMS-1348] - Configurator からコピーしたコードを Notes に貼り付けしようとする際、改行がなくなる問題を修正しました
[TMS-1366] - CIAO! 設定データベースでプロモーションパス内の空白の対象ファイル名(ソースファイル名で昇格)を許可するように修正しました
[TMS-1380] - Analyzer でデータベースの使用率が常に 0% で表示される問題を修正しました
[TMS-1381] - Analyzer でデータベースの容量と空き容量が 4GB を超えるデータベースに対して正しく表示していない問題を修正しました

[TMS-1390] - Analyzer で大量の @if 分のある式を評価する際にクラッシュする問題を修正しました

33.0.2

[TMS-1266] - Delta でレポート作成中にクラッシュする問題を修正しました
[TMS-1281] - Analyzer でサイズの大きい文書に対する監査ログに対して 'Filter error: Out of Memory' を出力する問題を修正しました

[TMS-1300] - 期限切れのライセンスキーに対するメッセージが「ソフトウエアのデモ」に間違って言及しているのを修正しました

33.0.1

[TMS-1247] - インストーラーと Java プラグインに対する期限切れの認証を更新しました
[TMS-1249] - CIAO! 設定データベース内の CIAO! を起動アクションを修正しました
[TMS-1250] - Analyzer の重大度定義のソート順と参照の問題を修正しました - CIAO! の設計監査ステップを使用するには既存のフィルターデータベースの設計を最新のテンプレートを使用してアップグレードする必要があります

33.0.0

[TMS-109] - レポートのビューでは日付を日付順ではなくアルファベット順でソートしていた問題を修正しました
[TMS-240] - 分析結果のフォーム上のプロパティセクションに、非表示にすべき赤いテキストが表示される問題を修正しました
[TMS-959] - 大規模なスクリプトライブラリーを分析中にでAnalyzerが断続的にクラッシュする問題を修正しました
[TMS-1059] - Analyzer がアウトラインエントリー内の計算結果のラベルを報告しない問題を修正しました
[TMS-1167] - CIAO! で Deisgner から設計要素をチェックアウト/インする際に断続的にクラッシュする問題を修正しました
[TMS-1217] - シリアルキーの有効期限切れ期日を表示するダイアログを表示するようにしました
[TMS-1220] - Analyzer のレポートでデータベース起動オプションの XPages と ページに関する情報を報告しない問題を修正しました
[TMS-1222] - CIAO! で起動する際「コマンドは利用できません」を断続的に表示される問題を修正しました
[TMS-1225] - CIAO! でステップを有効化/無効化するビューアクションが CIAO! 設定データベースの文書に影響を及ぼすかどうかを明確にしました
[TMS-1238] - CIAO でデータベースが新しいパスおよびサーバーに移動した際、正しくバージョンをリストしない問題を修正しました